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TOPPING D10の実機レビュー&オペアンプの交換方法

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TOPPING D10

この記事では USB-DAC として評価の高い、TOPPING「D10」の使用感や音質についてレビューしています。

また、高音質化のためにオペアンプを交換しています。オペアンプの交換についての手順や注意点について、画像付きで紹介しているので、オペアンプの交換に興味がある方は参考にしてください。

TOPPING・中華DACについて

「D10」は、TOPPINGという中国メーカーが作っているUSB-DACです。中国製品というとその品質について不安を抱く人もいると思いますが、デジタルアンプ・DACの分野に関してはとても高い品質を保っています。

中華DACはオーディオ好きの中でも評価が高く、実際に使っているユーザーはとても多くいます。信頼できるメーカーを選べば、安価で高品質なアンプやDACを手に入れることができるので、オーディオ初心者に最適といえるでしょう。

USB-DAC「D10」のスペック

「D10」のスペックは以下の通りです。

TOPPING D10

  • PCM再生:最大32bit/384kHz
  • DSD再生:最大1bit/11.2MHz(DSD256)
  • 出力端子:同軸デジタル、光デジタル、RCA
  • 入力端子:USB Type-B
  • 電源:USB
  • 寸法:103×146×37mm
  • 実勢価格:1万円未満

ハイレゾ再生に関してはPCMが32bit/384kHz、DSDが11.2MHzに対応しているのでスペック的には全く問題がないでしょう。

出力端子は同軸デジタル、光デジタル、RCAの3つに対応しているのでこちらも必要十分です。入力端子は光などの端子はなく、USBのみのシンプルな仕様です。エントリーモデルのDACですので、複数の機器に接続して入力ソースを切り替える、というようなことはできません。

電源はUSBバスパワーです。PCの電源を消せば自動的に電源がOFFになります。USBバスパワーで問題なく駆動するのですが、音質を追求する人のなかには、ACアダプタからUSBに電源供給をする外部機器を接続する人もいます。

「D10」はアンプ機能は付いていないので、パワードスピーカーと組み合わせて使いましょう。パッシブスピーカーを使用している場合は、別途アンプを購入する必要があります。

「D10」の音とオペアンプ

下調べして音質が良いことは知っていての購入でしたが、1万円ほどの安価なDACでここまで音が変わるとは思っていませんでした。

全体的な音の傾向は明るくて力強い印象です。解像度はとても高く、DACを通さない時は聞こえなかった音が聞こえるようになり、聞き慣れた曲も色々と新しい発見があります。定位が良くパンを左右に振った時も、どこからどこまで動いたかがはっきりとわかります。

そのままでも十分に鑑賞に耐えうるクオリティなので、音質に満足する人も多いと思いますが、オペアンプの交換をすることで高級機にも匹敵するほどの音質に化けるとの話も聞いていたので、今回はオペアンプの交換に挑戦してみました。

オペアンプとは

オペアンプはオーディオ機器に搭載されている回路ですが、交換することによって音質を簡単に変えることができます。メーカーや型番によってそれぞれ音に個性があり、価格も数百円から千円程度のものが大半なので、楽しみながら自分好みの音を探すことができます。

DACによってはオペアンプの交換がしづらいものもあるのですが、「D10」はメーカーがオペアンプの交換を想定しており、簡単に作業を行うことができます。

オペアンプ「OPA2134PA」

「D10」に元から搭載されているオペアンプは「OPA2134PA」です。オペアンプの中では安価ながら音質はとてもクリアで、今までDACを使ったことがない方などは、ピュアオーディオで良く使われる、”解像度の高さ”、”音場感の良さ”という言葉の意味を体感して理解できると思います。

ただし、「OPA2134PA」は余計な味付けがされてない、原音に忠実な音が再生されますが、悪くいえばモニターライクでもあり若干無機質な印象も受けました。

オペアンプを「OPA627」に交換

新しく取り付けるオペアンプはオペアンプの中でも、とりわけ評価が高い「OPA627」を選びました。価格が1,000円未満のものがほとんどのオペアンプですが、「OPA627」は3,000円以上する高級品になります。

OPA627」はいくつか販売しているショップがありますが、人気のオペアンプなので、なかには偽物を販売している悪質業者もあるようです。今回は評判がよく、偽物を掴まされる心配のないであろう「しろくま製作所」で購入しました。

オペアンプ交換の手順

オペアンプの交換手順を解説していきます。とても簡単なので、画像を見ながら進めていけば誰にでもできると思います。

step
1
DACケースの蓋を開ける

六角レンチを使用してケースを開けます。六角穴のサイズは前面が2.5mm、背面が2.0mmです。ドライバーなどで、無理やり開けようとするとネジ穴が潰れてしまうのでやめておきましょう。

D10 前面

前面

D10 背面

背面

step
2
オペアンプの取り外し

赤で囲った部分がオペアンプです。オペアンプはピンセットなどを使って引き抜くこともできますが、基板コネクター抜きがあると余計な力を加えずに垂直に引き抜けるので、基板を傷つけることもありません。

TOPPING D10

蓋を開けた状態

TOPPING D10 オペアンプ

オペアンプ部分

step
3
オペアンプの取り付け

オペアンプのピンには番号があります。ピンの番号とソケットの方向を確認し、間違わないように気を付けてください。

ソケットは切り欠き加工や印が付いていて、方向が確認できるようになっています。

オペアンプ ピン番号

オペアンプ ピン番号

ソケットの切れ欠けと番号

ソケットの切れ欠けと番号

「D10」に「OPA627AU」を差し込むと以下の画像のようになります。ピンが曲がらないように気を付けて垂直に差し込みます。

D10 とOPA627AU

D10にOPA627AUを差し込んだところ

step
4
蓋を閉じる

六角レンチで蓋を閉じて完了です。

OPA627AU」換装後の音

オペアンプを「OPA627AU」に交換して、いくつか曲を再生した時の感想です。

全体的な変化としては、音に艶と暖かみが加わったと感じました。オペアンプ交換前は耳に刺さりがちだった高音も、解像度の高さはそのままに、上質な音に変化してとても聞きやすくなります。

高音がきつすぎて声質が自分には合わないと思っていた歌手も、硬質さがなくなり暖かみが増した音のおかげで気持ちよく曲を楽しめるケースもあり、これにはとても驚きました。

中音域から高音域にかけての響きがとても豊かで、音場感も良くストリングスの響きが壮大に感じます。またアコースティックギターなども箱鳴りが感じ取れ、目の前で演奏されているような気分になりました。

まとめ

結論として「D10」は、買って大正解の費用対効果抜群のUSB-DACでした。確実に音質の向上を体感することができるので、DACを通した音を聞いたことのない方は、ぜひ一度試してみてください。

また、スピーカーやアンプなどの機材を買い換えるのは金銭的な負担が大きいですが、オペアンプの交換であれば、安価で気軽に色々な音を楽しむことができます。

音質の向上や気分を変えたい時は、一度オペアンプの交換に挑戦してみて欲しいと思います。

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