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失敗しないモニターアームの選び方&おすすめ15選

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モニターアームの選び方とおすすめ

モニターの位置や角度を容易に変えることができるモニターアーム。モニターの下にスペースが空いて机を広く使えたり、モニターの向きを調整できてとても便利です。

モニターアームはどれを買っても大差ないと思いがちですが、予備知識がないと意外と失敗しやすいアイテムのひとつです。

この記事ではモニターアームを選ぶ時に気をつけるポイントと、おすすめのモニターアームをまとめましたので購入の際の参考にしてください。

モニターアームを選ぶ時のポイント

モニターがVESA規格に対応しているか

VESA規格はモニターの裏側にあるネジ穴の位置を決めたものです。VESAマウントに対応しているモニターであれば、モニターアームを取り付けることができます。

ほとんどのモニターはVESA規格に対応していますが、安価なモニターなど一部のものはVESA規格に対応していません。モニターアームを取り付けたいモニターが規格に対応しているか、念のために確認をしておきましょう。

モニターアームによく使われているVESA規格は

  • VESA75(75mm×75mm)
  • VESA100(100mm×100mm)

の2つです。ほとんどのモニターアームはVESA75とVESA100の両方に対応しています。また、PCモニター側もVESA75かVESA100どちらかの規格に対応していることがほとんどです。

VESA規格 ネジ穴ピッチ

耐荷重

モニターアームには耐荷重が設定されています。耐荷重を超えた重さのモニターを取り付けてしまうと、モニターがずり下がってきたり、ガタツキの原因になります。

取り付けるモニターが1つだけの場合は耐荷重が問題になることは少ないですが、マルチモニター仕様のモニターアームを購入するときは、取り付けるモニターの重さをしっかりと計算しましょう。

できれば耐荷重がギリギリではなく、多少余裕があるスペックのモニターアームを選びたいところです。

モニターアームの種類と可動域

モニターアームはその軸数によって可動する範囲が変わります。モニターアームの可動タイプは、以下の3種類に大きく分かれます。

水平垂直可動式

水平垂直可動式は高さや左右の動きに加え、斜め方向など自由自在にモニターを動かすことができます。

パソコンでの作業中はモニターを手前に引き寄せる、パソコンを使わない時はモニターを壁側に寄せる、椅子をリクライニングして動画を見る時は高さを下げるなど、状況によってモニターの位置を自由に調節し快適な環境を作ることができます。

水平可動式

水平可動式のモニターアームは高さをレバーやネジで固定するタイプです。

前後や左右にはモニターを動かすことが多いが、高さの変更はほとんど行わない、という方はこのタイプがいいでしょう。

しかし、水平可動式では奥のポール側にモニターをくっつけると、折り畳まれたアームがポールより後ろに飛び出すことがあります。机の後ろがすぐに壁になっている場合、アームが壁に当たってモニターを1番奥に設置できないケースがあるので注意が必要です。

垂直可動式

垂直可動式は高さの調節を行えますが、前後や左右への細かい調整は苦手です。モニターの位置調整はあまりしないが、スタンドからアームに変えてデスクをスッキリさせたいといった人におすすめです。

回転機能(チルト、パン、ピボット)

モニターの角度を微調整するための以下の回転機能にも注目しておきましょう。

  • チルト機能:モニター画面を前後に角度調整できる
  • パン機能:モニター画面を左右に角度調整できる
  • ピボット(ローテーション)機能:モニター画面を回転させることができる

特に2画面以上のマルチモニター環境の方はアームだけでなく、チルトやパンで微調整すると思い通りの場所にモニターを動かすことができます。

ピボット機能を使いモニターを縦画面にすると、長いテキストを読む時やWebサイトの閲覧時に表示される情報量が増えて作業効率が上がるというメリットがあります。

ガススプリング(ガス圧昇降)

ガススプリングはモノを持ち上げるときに力を補助してくれる機能で、オフィスチェアーや窓の開閉装置などにも使われています。

とても軽い力で簡単にモニター動かすことができるので、頻繁にモニター位置を調整する方はガススプリング式のモニターアームをおすすめします。

特に水平垂直可動式のモニターアームでは、ガススプリングの恩恵を感じることができるでしょう。

メカニカルスプリング

メカニカルスプリングのモニターアームは、ガススプリングのように軽い力でモニターを動かすことはできませんが、耐久性に優れているという特徴があります。

モニター位置を動かすことが少ないというのであれば、ガススプリング式よりも価格の安いメカニカルスプリング式のモニターアームを選択するのもいいでしょう。

モニターアームの固定方法

モニターアームの固定方法はいくつか種類があります。

クランプ式

クランプ式はデスクの天板をクランプで挟み込んで固定する方法です。デスクに穴を開ける必要もないので、一番容易に取り付けが出来てモニターアームの種類も多い方法です。

クランプは便利ですが、天板を強く締め付けると凹みができたり、傷ついたりすることがあります。重いモニターを固定したり、木製のデスクをクランプで締め付ける場合は、補強プレートを使ってデスクを保護しましょう。

ネジ式

ネジ式はデスクにネジを直接通して、モニターアームを固定する方法です。デスクに穴を開ける必要がありますが、しっかりと固定することができるので耐荷重を増やすことができます。

グロメット式

グロメット式は机に穴を開けてモニターアームを固定する方法です。グロメット式はボルトを通してデスクの天板を挟み込むので、ネジ式より強力にモニターアームを固定することができます。

机に穴を開けるのは大変ですが、元からコードを通すための穴が空いているのであれば、グロメット式でアームを固定できるか確認してみましょう。

壁面取り付け式

壁面に直接モニターアームを取り付けることもできます。壁の強度などをチェックする必要がありますが、机に細工する必要がないというメリットがあります。

おすすめモニターアーム 1画面タイプ

エルゴトロン LX デスクマウントアーム

エルゴトロンの「LX デスクマウント アーム」は性能が良く、長年売れ続けているモニターアームです。どのアームを買えばいいかわからない時は、このモニターアームを選べば間違いがないというくらい安定した商品です。

金額が少し高いですが保証期間は10年間あるので、長期間安心して使用することができます。十分に元は取れるでしょう。

アームの可動範囲が大きくモニターを思い通りの場所に持っていけるので、位置調整にストレスを感じません。ポリッシュアルミニウムの質感も高級で、見栄えもよいモニターアームです。

  • 耐荷重:3.2~11.3kg
  • 対応インチ数:34インチまで
  • 昇降幅:13~33cm
  • チルト幅:後方70°前方5°
  • パン:360°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方式:クランプ、グロメット
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

HP シングルモニターアーム BT861AA

HPのモニターアーム「BT861AA」はエルゴトロンが生産しているOEM製品になります。先程紹介した「LX」と遜色ない使用感ながら価格は6,000円以上安いので、とてもお買い得なモニターアームといえるでしょう。

「BT861AA」は「LX」と違ってポリッシュアルミニウムが使われてないので、見た目の高級感は劣ります。また耐荷重は2.2kg減、対応インチ数が24インチという性能差を付けられていますが、モニターの重さが耐荷重を超えなければ、24インチ以上のモニターでも使用することができます。

ちなみに同じエルゴトロンのOEM製品に「Amazon ベーシック モニターアーム シングル」という製品がありますが、価格は「BT861AA」ほど安くないのでお得感はあまりありません。

  • 耐荷重:3.1~9.1kg
  • 対応インチ数:24インチまで
  • 昇降幅:13~33cm
  • チルト幅:後方75°前方5°
  • パン:360°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方式:クランプ、グロメット
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

エルゴトロン MX デスクマウント モニターアーム

エルゴトロンの「MX デスクマウント モニターアーム」は、先程紹介した「LX」より耐荷重が増えたモデルです。重いモニターを使用している人は、こちらの「MX」を選んだほうが良いでしょう。

剛性を強くした分、昇降幅などのアームの可動範囲を犠牲にしていますので、使用しているモニターが「LX」の耐荷重範囲内であれば「MX」を選ぶ理由はあまりないかもしれません。

対応インチ数が30インチまでとなっていますが、実際はそれ以上の大きさのモニターやテレビを取り付けている人は多くいます。推奨はしませんが、耐荷重をクリアしていれば、30インチ以上のモニターも取り付けは可能のようです。

  • 耐荷重:6.4~13.6kg
  • 対応インチ数:30インチまで
  • 昇降幅:5~12.7cm
  • チルト幅:後方70°前方5°
  • パン:360°
  • ピボット:90°
  • 取り付け方式:クランプ、グロメット
  • VESA規格:200x200mm、100x100mm、75x75mm

サンワダイレクト 100-LA018

サンワダイレクトの「100-LA018」はガススプリング式で、可動範囲も大きく使い勝手のよいモニターアームです。

エルゴトロンに引けを取らない性能ながら、価格が安いので買いやすい商品ではないでしょうか。

「100-LA018」はアームの組み立てと、モニターの取り付けがとても簡単に行えるように設計されています。モニターをアームに取り付ける時は、2人係で行わなければ難しい事も多いですが、このアームはホルダーに差し込むだけなので1人でも簡単に設置が完了できます。

またアームの固さを細かく調整することができるので、動きが軽すぎる場合は重くして簡単に動かないようにすることもできます。

  • 耐荷重:2~10kg
  • 対応インチ数:
  • 昇降幅:17.5~51.5cm
  • チルト幅:上下125°
  • パン:180°
  • ピボット:180°
  • 取り付け方:クランプ
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

格安のモニターアーム 1画面タイプ

グリーンハウス GH-AMCA02

グリーンハウスの「GH-AMCA02」は低価格ながら、前後左右や上下移動ができるガススプリング式のモニターアームです。

全体的な作りはエルゴトロンにはかないませんが、質感やデザインは悪くありません。耐荷重が9kgあるので、ほとんどのモニターなら取り付けが可能でしょう。

価格から考えるとかなり高性能なモニターアームです。

  • 耐荷重:9kg
  • 対応インチ数:27インチまで
  • チルト幅:上90°、下40°
  • パン:180°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:クランプ
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

Simbr ディスプレイアーム

Simbrのシングルモニターアームはメカニカルスプリング式を採用しています。動きの軽さはガススプリング式に劣りますが、耐久性を重視する方におすすめです。

頻繁にモニターを移動させる人は、ガススプリング式のモニターアームを購入した方がいいですが、一度モニターの位置を決めた後はほとんど動かすことはない、ということであればSimberのディスプレイアームでも問題がないでしょう。

  • 耐荷重:8kg
  • 対応インチ数:27インチまで
  • チルト幅:上90°下85°
  • パン:360°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:クランプ、グロメット
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

BESTEK モニターアーム BTSS01BK

ベステックの「BTSS01BK」は、丈夫な作りと価格の安さが魅力のモニターアームです。

高さ調整はレバー式で、ねじ回しなどの工具は必要ありません。安価ながらクランプに机保護のゴムマットが付いているなど、しっかりした作りになっています。耐荷重も10Kgあり、重量のあるモニターも取り付けが可能です。

  • 耐荷重:10kg
  • 対応インチ数:17~27インチ
  • チルト幅:上15°、下15°
  • パン:180°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:クランプ
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

サンコー 4軸式くねくねモニターアーム MARMGUS192B

安価ながら4軸式で細かい動きが可能なモニターアームです。こちらの製品も高さ調整はレバー式なので、一度モニターの位置を決めたらあまり動かさない人向けの商品です。

  • 耐荷重:10kg
  • 対応インチ数:27インチ
  • チルト幅:180°
  • パン:180°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:クランプ
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

おすすめのモニターアーム 2画面以上

エルゴトロン LX デュアルモニターアーム スタッキングモデル 縦/横型

エルゴトロンの「LX デュアルモニターアーム スタッキングモデル」はモニターを縦にも横にも並べることができるモニターアームです。

モニターの配置に自由度がある代わりに、対応インチ数は24インチまでと小さめなので注意が必要です。モニターを横に並べるのであれば、次に紹介する「サイドバイサイド」を選んだ方がいいでしょう。

アーム自体の作りはシングルモニター用のLXと同様に、しっかりとしていてモニターの調整も容易に行える品質の高いものです。

  • 耐荷重:6.4~18.1kg
  • 対応インチ数:24インチ
  • 昇降幅:13~33cm
  • チルト幅:後方70°前方5°
  • パン:360°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:クランプ、グロメット
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

エルゴトロン LX デュアルモニターアーム サイドバイサイド 横型

エルゴトロンの「LX デュアルモニターアーム サイドバイサイド」はスタッキングモデルと違い、モニターを横にだけしか並べることができません。

横並び限定ですが、対応するインチ数が27インチと大きくなるので、大型ディスプレイを並べたい人はこちらのモデルを選択しましょう。

ほかのエルゴトロン製のモニターアームと同様に、パンやピボットなどアームの可動域は広く優秀です。片方のモニターを縦向きに回転させ、もう片方を横向きにした状態で並べるということも可能です。

  • 耐荷重:6.4~18.1kg
  • 対応インチ数:27インチ
  • 昇降幅:13~33cm
  • チルト幅:後方70°前方5°
  • パン:360°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:クランプ、グロメット
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

サンワダイレクト デュアルモニターアーム 水平垂直3関節  100-LA025

サンワダイレクトの「デュアルモニターアーム 100-LA025」は、ガスシリンダー式の2画面用モニターアームです。

エルゴトロンに遜色のない性能ですが、価格はかなり買いやすい金額にまで下げられています。デザインがしっかりしているので、安っぽさを感じることはないでしょう。

耐荷重は1つのアームにつき10kgあるので、たいていのモニターなら問題なく取り付けることができます。アームの保持力もしっかりしていますので、モニターが重さに耐えられず、おじぎしてしまうということもないでしょう。

  • 耐荷重:10kg×2
  • 対応インチ数:27インチ
  • チルト幅:上下125°
  • パン:左右180°
  • ピボット:180°
  • 取り付け方:クランプ
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

エルゴトロン DS100 モニタースタンド 4画面用 33-324-200

エルゴトロンの「DS 100」は4画面用のモニタースタンドです。

こちらはスタンドタイプなのでモニターアームとは違うのかもしれませんが、4画面のモニターを並べようと思うと、このようなスタンドタイプを使うか2画面用のモニターアームを2つ並べることになります。

4画面となるとモニターを頻繁に動かすということはまずないので、このようなスタンドタイプの方が安定していておすすめです。「DS 100」の耐荷重は56.2kgなので剛性はかなりしっかりしています。

  • 耐荷重:56.2kg
  • 対応インチ数:24インチ
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:スタンドタイプ
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

おすすめの格安モニターアーム 2画面以上

グリーンハウス モニターアーム ガススプリング式 GH-AMCA03

グリーンハウスの「GH-AMCA03」は、ガスシリンダー式のデュアルモニターアームです。モニターのレイアウトは横並び限定で縦並びにはできません。

エルゴトロンに比べると剛性は落ちますが、これだけ安いガスシリンダー式のデュアルモニターアームであれば納得がいくでしょう。

届いたばかりの状態でモニターを取り付けると、重みでモニターがおじぎしたりする事もあるのですが、関節部分をレンチで締めて調整することにより解決します。

  • 耐荷重:18.0kg (9.0kg×2)
  • 対応インチ数:~27インチ
  • チルト幅:上90°、下40°
  • パン:90°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:クランプ
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

HUANUO 2画面 モニターアーム

HUANUOの2画面モニターアームは、グリーンハウスの「GH-AMCA03」とほぼ同程度の性能で、実勢価格が安いお買い得な製品となっています。

デュアルディスプレイ用のモニターアームは高くて手が出せなかった人も、この製品なら気軽に購入できるのではないでしょうか。

  • 耐荷重:16kg (8.0kg×2)
  • 対応インチ数:15~27インチ
  • チルト幅:上85°、下90°
  • パン:90°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:クランプ
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

サンコー 16軸式くねくね4モニタアーム MARMGUS12W

サンコーの「MARMGUS12W」は4画面仕様のモニターアームです。

耐荷重は40kgなので10kgのモニターを4枚取り付けることができる計算です。メインシャフトがあまり太く見えませんが、思った以上に丈夫にできています。

価格が安い分、細かいモニターの位置調整は苦手ですが、その辺りを納得できる人は満足ができるモニターアームでしょう。

モニターの位置を頻繁に動かしたり、位置調整をこだわりたいというのであれば、2画面用のモニターアームを2つ買ったほうがいいかもしれません。

  • 耐荷重:40kg
  • 対応インチ数:24インチ
  • チルト幅:180°
  • パン:180°
  • ピボット:360°
  • 取り付け方:クランプ
  • VESA規格:100x100mm、75x75mm

最後に

モニターアームはうまく設置できると机のスペースが広くなったり、モニターの向きを気軽に変えることが出来てとても便利なアイテムです。

しかし仕様をよく確認しないと取り付けができなかったり、モニターを思い通りのレイアウトに並べられなかったりと失敗が多い商品でもあります。

しっかりと下調べして満足のいくモニターアームを手に入れて下さい。

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