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【2019】DTM・DTP・動画編集 おすすめクリエイターPCの選び方

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どの程度のスペックがあれば、使いたいソフトが快適に動くのでしょうか。

予算に上限がなければ、とにかくハイスペックなパーツを選べばいいかもしれませんが、ほとんどの人はそうはいきません。

この記事ではDTM、DTP、動画編集などのクリエイター向けのパソコンを注文するときのパーツの選び方を目的・用途別に紹介していきます。

費用を抑えた入門機としてのパーツ構成と、サクサクと快適に動作するためのパーツ構成を用途ごとに2パターン紹介するので、ご自身の予算に合わせて参考にしていただければと思います。

ストレージの選び方【共通】

どんな用途のPCを組むにしても、ストレージの選び方は基本的に同じです。SSDとHDDを組み合わせましょう。

システムドライブはSSDを選択

OSやソフトウェアをインストールするシステムストレージにはSSDを選択しましょう。パソコンの起動やソフトウェアの立ち上がり方がHDDに比べて格段に早いです。一度SSDに慣れてしまうとシステムストレージにHDDを使いたいとは思わなくなるはずです。

SSDの容量は128GBだとすぐに容量が足りなくなってしまいますので、出来れば256GB以上のサイズを選びたいところです。500GBの容量があればOSやソフトをいくつかインストールしても、後々に容量の空きがなくて困るということはほとんどなくなるはずです。

データドライブにはHDDを選択

SSDはデータの読み書きが早くとても快適なのですが、大容量のSSDはまだまだ価格が高いのでデータの保存にはHDDを使用しましょう。

動画などの容量の大きいファイルを扱うとしても、1TBや2TBもあればHDDを増設することは当分ないはずです。

SSDを2つ、HDDを1つという構成もあり

ゲーミングパソコンなどではOS専用のSSD、ゲームソフト用のSSD、データ保存用のHDDという構成にするのも良いでしょう。

ゲームは頻繁にデータを読み込みするので、SSDにインストールしている方が快適にプレイができます。

しかしOSがインストールされているSSDにいくつもゲームソフトをインストールしていると、すぐにデータ容量を圧迫しますし速度低下の原因にもなります。

予算が足りなければ最初はSSDとHDDの構成で注文し、あとからSSDを追加するという方法でもいいでしょう。ストレージの増設は簡単に行なえます。

DTM・DAWを動かすのに必要なPCスペック

CPU

Pro ToolsやCubaseの公式ページで動作環境を見ると、CPUは「Core i5」以上が推奨となっています。「Core i3」ではDAWを満足して動かすことができないので、最低でもCPUは「Core i5」以上を選択しなければならないでしょう。

「Core i5」 でもDAWは動くのですが、同時にソフト音源、プラグインエフェクトを使用することによってCPUへの負荷がどんどんと上がっていきます。予算がゆるすならCPUは「Core i7」を選び、より快適に音楽制作を行いましょう。

メモリ

メモリに関しては8GBで足りることが多いですが、プラグインをいくつか同時に使用すると8GBでは足りないこともでてきます。

予算があれば最初からメモリを16GBにした方が余裕がありますが、最初はメモリを8GBでPCを注文して容量不足を感じるようであれば、あとでメモリを増設すれば良いでしょう。その方が無駄な出費をせずに済みます。

GPU(グラフィックボード)

DTMだけを行うのであれば、グラフィックボードは基本的に必要はありません。CPU内蔵のGPUで問題はないでしょう。

もちろん音楽制作と一緒にMVやPVなどの動画制作も行いたいというのであれば、性能の良いグラフィックボードが必要になってきます。その場合は動画編集用のPCスペックを参照してください。

またデュアルディスプレイ、マルチモニターの環境で作業をしたいという方も、グラフィックボードを搭載したPCを注文する必要があります。

DTM用PC パーツ構成例 エントリー機

コスト面でとても優秀な「Ryzen 5 2400G」を搭載した構成です。ソフト音源や VSTプラグインを中心に使うのであれば、この程度のスペックで問題がないでしょう。

予算に余裕があればまずSSDのストレージを追加したり、メモリを16GBに増やしましょう。

DTM ビギナー向けPC
OS Windows 10 Home 64bit
CPU AMD Ryzen 5 2400G
メモリ 8GB
グラフィックス 内蔵GPU(Radeon Vega 11 Graphics)
ストレージ HDD 1TB
電源 500W

参考マウスコンピューター 「LUV MACHINES AR410SN」 icon

DTM用PC パーツ構成例 ハイスペック機

「Core i7-8700」を搭載した構成です。重いプラグインなども気にせずに使用することができるので、ストレスなく作業が行えます。

ストレージがSSDだけなので、HDDを追加しましょう。

DTM ハイスペック機
OS Windows 10 Home 64bit
マザーボード Z370 Chipset搭載 ATXマザーボード
CPU Core i7 8700(Coffee Lake)
メモリ 16GB
グラフィックス 内蔵(Intel UHD Graphics 630)
ストレージ SSD 240GB
電源 750W

参考ストーム 「EX-YT」

DTM用のPCを注文する時のポイント

  • CPUは「Core i5」で動作するが、「Core i7」を選べばより快適
  • メモリは8GBで十分、足りなければあとで増設することもできる
  • グラボは必要なし、しかし同時に映像制作をするなら必要

DTP・イラスト制作に必要なPCスペック

次にDTP、Adobe Creative Cloudの中でも使用頻度が高い「Illustrator」と「Photoshop」を使用する場合のPCスペックを考えてみたいと思います。

CPU

CPUは「Core i5」以上を選びましょう。「Illustrator」や「Photoshop」を単体で使用するのであれば、CPUは「Core i5」でも問題なく動きます。

ただし「Core i7」を選んだ方が、より快適に作業ができるのは間違いがありません。同時にソフトを立ち上げたり、重い処理を行うときにCPU性能の差がでてきます。

メモリ

メモリは8GBあれば動作には問題がありませんが、メモリ容量が少ないとどうしても速度が重くなってきます。最低でも16GBはメモリを積んだほうがいいでしょう。

特にPhotoshopはメモリが少ないと動作が重くなってくるので、サクサクと動作させるには32GB、64GBと予算がゆるす限りメモリを多く積みましょう。

GPU(グラフィックボード)

グラフィックボードがなくても「Illustrator」や「Photoshop」は動かすことはできます。しかしCPUの負荷を減らして処理を高速化するためには、グラフィックボードが必要になってきます。

ただしハイエンドなグラフィックボードを使用しても、パフォーマンスにそれほど恩恵をうけないのでローエンドの価格が安いグラフィックボードを選択しても問題がありません。

具体的にはGeForceであれば「GTX 1050」、「GTX 1060」あたりで必要十分です。しかしプロ仕様のPCを組みたいというのであればGeForceではなくQuadroシリーズを選択する必要があります。なぜなら色深度に違いがあるからです。

GeForceでは約1677万色が表現できますが、Quadroでは約10億6433万色の表現が可能です。通常使用ではGeForceシリーズの色表現ででまったく問題ないですが、業務用として使う場合やプロを目指している方がPCを組むのであれば、Quadroシリーズのグラフィックボードを選択する必要があります。

DTP・イラスト用PC パーツ構成例 エントリー機

「Illustrator」や「Photoshop」はこれぐらいのスペックのPCで動かすことができます。同時にソフトを立ち上げるなど大きな負荷を掛けなかれば、問題がないでしょう。

DTP・イラスト用 ビギナー向けPC
OS Windows 10 Home 64bit
マザーボード インテル Z370 チップセット
CPU Inter Core i5 8400
メモリ 16G
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1050(2GB)
ストレージ SSD 120GB
ストレージ2 HDD 1TB
電源 500W

参考マウスコンピューター「DAIV-DGZ520E2-SH-DGP」 icon

DTP・イラスト用PC パーツ構成例 ハイスペック機

CPUに「Core i7-8700k」、グラフィックボードに「Quadro P2000」を搭載したDTP用のハイスペックPCです。メモリも32GBと余裕をもたせてあります。

これぐらいのスペックがあれば、動画編集や加工でスペックが足りずに困ることはまずないでしょう。サクサクと作業を行うことができます。

DTP・イラスト用 ハイスペック機
OS Windows 10 Home 64bit
マザーボード インテル Z370 チップセット
CPU Inter Core i7 8700k
メモリ 32GB
グラフィックス Quadro P2000(5GB)
ストレージ SSD 480GB
ストレージ2 HDD 2TB
電源 500W

参考マウスコンピューター「DAIV-DQZ520S2-SH5」 icon

DTP・イラスト用のPCを注文する時のポイント

  • CPUは「Core i5」、「Core i7」を選べばより快適
  • メモリは最低16GB、予算があればできるだけメモリ容量を多くした方がいい
  • ローエンドのグラボで十分だが、プロを目指しているなら色深度の点からQuadroシリーズを選択

動画編集に必要なPCスペック

動画編集ソフトもたくさんありますが、ここでは主に「Premier Pro」、「After Effects」を動かすためのスペックを見ていきたいと思います。

CPU

CPUは動画編集のためのPCで一番予算を使いたい部分です。「Core i5」でフルHD(1080p)の動画編集をすることはできますが、パワー不足感は否めません。

ストレスなく作業をするには「Core i7」を選んだ方がいいでしょう。4k画質の動画を編集するのにも「Core i7」のCPUが必要になってきます。

より高性能なCPUに「Core i9」がありますが、価格がかなり高くなってくるので、「Core i7」でできるだけ上位のモデルを選ぶようにすれば問題ないでしょう。

メモリ

メモリが8GBだとフルHDの動画でも、長時間だと容量が不足することがあります。フルHD画質の動画編集が中心でも、メモリは16GB以上は用意したほうがいいでしょう。

4k画質の動画を中心に編集したいのであればメモリは32GB以上、できれば64GBを搭載したいところです。

GPU(グラフィックボード)

動画編集ソフトによってはグラフィックボードを搭載しても処理にあまり影響しないものもありますが、「Premier Pro」はグラフィックボードを搭載することにより、さまざまな処理やエンコードを高速化させることができます。

通常、グラフィックボードのメーカーはNVIDIAかAMDのどちらかを選ぶことになりますが、「Premier Pro」を使用する場合は、Geforceを選びましょう。「Premier」を高速にする「CUDA」というGPUの処理技術を搭載しています。

また「Premier Pro」と同時に「After Effects」を使用したいと、考えている人も多いと思います。

高画質の動画編集がしたいという事だけであれば Geforce を選べばいいのですが、3DCGや「After Effects」をよく使ったり、本格的な映像作成をしたいのであれば、グラフィックボードには Quadro シリーズを採用した方がいいでしょう。

動画編集用PCのパーツ構成例 ミドルスペック機

CPUに「Core i7-8700」、グラフィックボードに「GeForce GTX 1080」を搭載し、高画質な4k動画の編集も可能にしたパーツ構成例です。

エフェクトはそれほど多用しない、3Dなどを扱わないのであれば GeForceシリーズを採用したパーツ構成で十分です。YouTubeの動画編集用などには最適ではないでしょうか。

動画編集用PC  GeForce 採用
OS Windows 10 Home 64bit
CPU Inter Core i7 8700
メモリ 8GB
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1080(8GB)
ストレージ SSD 320GB
ストレージ2 HDD 2TB
電源 850W 80PLUS GOLD

参考フロンティア「FRGAH370/B」

動画編集用PCのパーツ構成例 ハイスペック機

CPUに8コア16スレッドの「Core i7-7820X」、グラフィックボードに「Quadro P4000」を搭載した動画編集用のハイスペック仕様のパーツ構成です。

本格的なカラーグレーディング、映像制作を行いたいのであれば、Quadroシリーズは必須です。

動画編集用PC Quadro 採用
OS Windows 10 Home 64bit
CPU Inter Core i7 7820X
メモリ 32GB
グラフィックス Quadro P4000
ストレージ SSD480GB
ストレージ2 HDD 2TB
電源 700W

参考マウスコンピューター「DAIV-DQX750H2-SH5」 icon

動画編集用のPCを注文するときのポイント

  • CPUは「Core i7」以上、できるだけ上位モデルを選ぶ
  • メモリは16GB以上欲しい、4k動画を編集するなら32GBや64GBも視野に
  • 本格的な映像制作を行いたい場合は、グラボにQuadroシリーズを選択

最後に

BTOショップのおすすめ構成のままPCを注文してもいいのですが、ある程度パーツによるパフォーマンスの違いを知っていたほうが満足がいくPCが組み上がります。

納得いくまで構成を考えて、快適な作業ができるパソコンを注文しましょう。

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