コーヒー

最高の一杯を見つけたいなら、コーヒー豆の事を知ろう!

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目覚めの一杯、仕事の一息に一杯、食後に一杯、皆さんは毎日何杯コーヒーを飲みますか?
コーヒーを楽しんでいる方はたくさんいると思いますが、今飲んでいるコーヒーがどこで生産されているかまで気にしている方は、意外と少ないと思います。

コーヒー豆もぶどうと同じように、生産された国や場所によって種類がたくさんあり、味わいが違います。自分にとって最高に美味しいコーヒーにめぐり合いたいなら、まずコーヒー豆の事を知りましょう。

コーヒーの原種、アラビカ種とロブスタ種を知ろう!

コーヒーには数多くの品種が存在し世界中で栽培されていますが、そのほとんどがアラビカ種とロブスタ種という在来種から派生した品種になります。

アラビカ種

アラビカ種の原産はエチオピアです。アラビカ種は世界各地で栽培されており、その派生した品種は200種類以上あると言われています。世界で生産されているコーヒーのうち、7割がアラビカ種です。

アラビカ種は病気、害虫、霧に弱く栽培に手間がかかります。栽培に適している土地の条件をまとめると「標高1000メートルから2000メートルの高地で、平均気温が18度から21度程度、雨量が多くも少なくもない気候で水はけのよい傾斜地」という厳しいものです。年間の平均気温が18度以下だと育ちが悪く、23度を超えると果実が早く熟成してコーヒーの品質が落ちてしまいます。非常に繊細なアラビカ種ですが、病気や環境の変化に耐えられるように品種改良の研究が活発に行われています。

アラビカ種の豆は楕円形で平べったい形をしています。熟れた果実は赤く、甘いのですが果肉が少ないので食用にはされていません。発芽から収穫までに5年から6年程かかり、樹齢が10年ぐらいまでが収穫量が多いと言われています。栽培の環境が良ければ、樹齢30年ぐらいまで果実を収穫できます。木は10メートル程の高さまで成長するのですが、収穫しやすいように2メートルから3メートルの高さになるように剪定されています。

栽培が難しいアラビカ種ですが、なぜ世界のコーヒー生産量の7割をも占めているのかというと「味が良い」、それにつきるでしょう。酸味があり、花のような香りが立つのが特徴です。カフェで提供されるレギュラーコーヒーは、まずこのアラビカ種と思ってよいでしょう。

ロブスタ種

ロブスタ種の原産はコンゴです。アフリカの各地、インドネシア、東南アジアで栽培されておりベトナムが世界最大の生産地となっています。世界のコーヒー生産量のうち、3割がロブスタ種です。

ロブスタ種も低温には弱いのですが、標高が200メートルから800メートルの低地で栽培する事ができるので、アラビカ種に比べて栽培にかける労力が少なくてすみます。更に病気や害虫にも強く、収穫量も多いのでアラビカ種に比べ安価です。

ただし味はアラビカ種より落ちるとされており、インスタントコーヒーや缶コーヒーに使用される事が多い品種で、少量でもコーヒーがよく抽出されるのも特徴です。苦味が強く、酸味はあまり感じられないのがロブスタ種の味の特徴です。

レギュラーコーヒーで、ロブスタ種をストレートで飲む事はまずありませんが、コストを下げたり苦味やコクを出すために、アラビカ種にロブスタ種を1割から2割程度ブレンドする事があります。またエスプレッソの場合はロブスタを少しブレンドしたほうが、コクが出ると同時に酸味が抑えられ美味しく仕上がるという意見の方も多くいます。

リベリカ種

アラビカ種とロブスタ種で世界で生産されているコーヒーの100%近くを占めるのですが、コーヒーの在来種としてはもうひとつリベリカ種という品種があります。

リベリカ種の原産はアフリカ西海岸のリベリア共和国です。リベリカ種の生産されている国はリベリア、マレーシア、フィリピン等です。

リベリカ種は生産量がとても少ないので、ほとんどが生産した自国で消費されています。日本にはほとんど入ってこないので、カフェ等で目にすることはまずないと思います。味はアラビカ種に及ばないといわれていますが、もし見かけることがあれば一度試してみてはいかがでしょうか。

アラビカ種の品種を知ろう!

アラビカ種から派生した品種はたくさんありますが、代表的なものを紹介します。

ティピカ種

アラビカ種のもっとも原種に近い品種といわれています。病気や害虫に弱く生産性が低いので流通量はごくわずかで高級品として扱われています。やわらかい香りと柑橘系の酸味が特徴です。

ブルボン種

ブルボン種はティピカ種の突然変異種です。ティピカ種よりは生産量は多いですが、こちらもとても希少なコーヒーです。甘みに特徴を感じ取りやすいと思います。

ゲイシャ種

こちらも生産量が少ない高価な品種になります。パナマのエスメラルダ農園のものが有名です。香りが強くすっきりした酸味があります。

カトゥーラ種

ブルボン種の突然変異種です。ブルボン種よりは病気に強く、多くの地域で栽培されています。ブルボン種よりは酸味が強く感じられます。

ムンドノーボ種

ブルボン種とスマトラ種を、かけ合わせた品種になります。病気や害虫に強いので、生産性が高くブラジルを代表する品種となっています。酸味や苦味、香りのバランスがいい品種です。

カトゥアイ種

カトゥーラ種とムンドノーボ種をかけ合わせた品種で、病気や害虫に強く、成長も早いすぐれた特徴を持っています。

パカマラ種

香りが強くすっきりとした酸味に特徴がある品種で、近年注目を集めている品種です。生産量が少なくとても貴重な品種です。他の品種に比べると豆がすごく大きいです。

コーヒー豆の銘柄と産地を知ろう!

代表的な品種を知ったところで、次は産地にも注目してみましょう。
同じ品種でも産地によって味わいが変わってくるのが、コーヒーのおもしろいところです。また同じ産地でも、高地と低地で味が変わってきます。

コーヒー豆の産地を確認しながら味や香りの違いを知り、自分好みの一杯を探していくのはきっと楽しい体験になるでしょう。一度自分の好きな銘柄がわかれば、初めて訪ねるカフェでも好みを伝えやすくなります。

代表的な産地と銘柄をご紹介します。

タンザニア

タンザニアは東アフリカにある国で、北東部にアフリカ最高峰のキリマンジャロがそびえています。タンザニアを代表する銘柄もキリマンジャロの名が付けられています。

日本ではすごく有名なキリマンジャロですが、世界的にはそれほど知名度が高くありません。ドリップコーヒーに適しているのが、日本で人気がでた一因でしょうか。

キリマンジャロはフルーティで強めの酸味がありながら上品な香りがあり、しっかりとしたコクも持ち合わせています。

コロンビア

中南米にあるコロンビアの産業は、コーヒー、バラ、エメラルドが有名です。
コロンビアが誇るエメラルドとアンデス山脈にちなんで名付けられた、エメラルドマウンテンが高級豆の銘柄として有名です。

コロンビアのコーヒーは深みのあるコクと、まろやかな甘みを感じ取る事ができます。酸味が強くないテイストが好みという方は、試してみてはいかがでしょうか。ブレンドのベースにも使やすいと思います。

インドネシア

インドネシアではロブスタ種の生産が大半なのですが、スマトラ島ではアラビカ種が栽培されておりその中でも有名な銘柄がマンデリンです。
マンデリンは酸味があまりなく、深い苦味とコクを楽しめます。また後味に独特の風味を感じ取る事もできます。

インドネシアではマンデリンの他に、トラジャ地方で栽培されたトラジャコーヒーも有名です。こちらも苦味と深いコクを楽しめる銘柄です。

ブラジル

ブラジルはコーヒーの生産量、輸出量ともに世界1位で品質も安定しておりしかも安価です。
ブラジル産のコーヒーはとてもバランスが良く、クセがないのでテイストなので万人向けの味です。ブラジル産もコロンビア産と同様に、ブレンドのベースによく使われています。

豆の格付けはNO.で表されておりNO.2~NO.8まであります(NO.2が最高で、NO.1という格付けはありません)

イエメン、エチオピア

イエメン、エチオピア各地で生産されているコーヒーはすべてモカと呼ばれます。細かく区別するために、生産された地名を付けて販売されています。イエメン産のモカ・マタリ、エチオピア産ではモカ・シダモ、モカ・ハラー、モカ・イルガチェフなどが有名です。

果実のような香味と甘みが合わさった味わいが特徴です。

ジャマイカ

ジャマイカで作られているコーヒーといえばブルーマウンテンです。
とても香り高く、繊細な酸味とコクがあり味のバランスがいいのが特徴です。

ジャマイカではコーヒー産業規制法という法律があり、限られた地域で収穫されたコーヒー豆しかブルーマウンテンの商標許可が認められていません。生産量がとても少ない高級豆なのですが、生産されたブルーマウンテンのうちのほとんどが日本に輸出されています。

かつては高級豆の代名詞であり、日本において絶大な支持を得ていたブルーマウンテンですが、ここ数年は名前を見ることが少なくなりました。ブルーマウンテンが品薄なのはハリケーンによる倒木や病気により生産量が激減したのが原因とされていますが、リーマンショック以降に高級豆の需要が減り続け、生産者が減ってしまったのが主な原因とも言われています。

真相はわかりませんがブルーマウンテンの美味しさは確かですので、是非とも復活して欲しい銘柄だと思っています。

パプア・ニューギニア

栽培されている7割近くの品種が、ジャマイカから持ち込まれたティピカになります。
その他にブルボンやアルーシャも栽培されています。ちなみにアルーシャはタンザニアのアルーシャ地方が発祥の品種です。

ジャマイカにはブルーマウンテンの苗木が持ち込まれました。ですのでパプア・ニューギニア産のコーヒーのウリ文句として、ブルーマウンテン直系の味という文言をよく目にします。本場のブルーマウンテンと、飲み比べをするのもおもしろいかもしれません。

ハワイ

ハワイ島のコナ地区で栽培された、コナコーヒーが高級豆として名高いです。
酸味が強く甘い香りが特徴で、ハワイのおみやげとして買う方も多いと思います。

ブルーマウンテン等もそうですが、コナ・コーヒーも高級豆なのでブレンドされて販売されている事がほとんどです。内容量に対しての含有率が最低10%あれば、コナ・コーヒーと称して販売できるので購入の際には気をつけた方がいいかも知れません。

コナ・コーヒー以外にもハワイ島カウ地区で作られたカウコーヒー等、質の高いコーヒーが栽培されています

グァテマラ

グァテマラのコーヒーは標高の高さで等級が決まり、SHBが最高等級です。豊かな果実な香りがあり、苦味と酸味もほどよく飲みやすいのが特徴です。

ケニア

ケニアのコーヒーは高品質で、ヨーロッパではとても人気があります。
比較的酸味が強いがコクも有り、ベリー類の甘さも感じるものが多いです。

ドミニカ

ドミニカはジャマイカと同様に、カリブ海に位置する国です。
ドミニカコーヒーのテイストを、ブルーマウンテンのようなすっきりとした酸味とバランスの良いコクと苦味と評する人は多いです。

ホンジュラス

柑橘系のすっきりとした酸味とまろやかなコクがあり、全体のバランスはよく飲みやすいコーヒーです。

コスタリカ

コスタリカでは小規模の農園がいくつもあり、質の高いアラビカ種のコーヒーを栽培しています。甘さが香り酸味が少なめで、飲みやすいコーヒーが多いです。

最後に

コーヒー豆の産地を意識すると、色んなコーヒーショップに行っていろんな豆を試したくなってきます。色々な産地のコーヒーを味わうと、香りやコク、後味の違い等がわかりもっとコーヒーを飲むのが楽しくなってきます。色々なコーヒーから是非、お気に入りの銘柄を探してみて下さい。

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